2026年の夏休み、小4(10歳)の息子とガラパゴス諸島へ行きました。行きは羽田からアメリカのヒューストンを経由して、エクアドルの首都キトへ。せっかくなので乗り継ぎのヒューストンに1泊して、NASAのスペースセンター・ヒューストンとヒューストン自然科学博物館を回りました。
ガラパゴスまでの12日間の全体(行程、費用、手配のしかた、注意点)は、こちらにまとめています。

この記事では、ヒューストンで過ごした2日間を書きます。月の石、アポロの宇宙船、恐竜の化石、そして本場のテキサスBBQ。乗り継ぎの1泊でも、子どもにとっては十分に「アメリカ」を感じられる2日間になりました。
| 日にち | 行ったところ |
|---|---|
| 1日目(8月3日) | 羽田 → ヒューストン → スペースセンター・ヒューストン(NASA) |
| 2日目(8月4日) | ヒューストン自然科学博物館 → テキサスBBQ → キトへ |
1日目:羽田からヒューストンへ
羽田空港の出発ターミナルには、大きなゴジラがいました。ここから約12時間のフライトです。

乗ったのはユナイテッド航空の便ですが、実際に飛ばしているのはANA(コードシェア便)。そのおかげで機内のエンタメに日本語の映画がたくさんあり、息子は長いフライトの間、自分で好きな映画を選んで楽しんでいました。子連れの長距離フライトでは、これがとても助かります。
ヒューストンの空港に着くと、MDアンダーソンという病院の大きな広告が目に入ります。がんの治療で世界的に有名な病院で、日本でいえば「東大病院」のような存在です。ヒューストンは宇宙の街であると同時に、医療の街でもあります。息子は出発前に、手作りの「旅のしおり」でそのことを読んでいたので、広告を見てすぐにわかったようです。

一方で、タクシー乗り場の床はかなり汚れていました。息子のアメリカの第一印象は
「アメリカって汚いね」
でした。きれいなところもそうでないところも、そのまま見るのが旅です。

着いたその日に、NASAのスペースセンター・ヒューストンへ
朝9時前に着いたので、ホテルに荷物を置いて、そのままUberでスペースセンター・ヒューストンへ向かいました。NASAは本当は2日目に行く予定でしたが、1日前倒ししました。

本物の月の石にさわる
館内でいちばん楽しみにしていたのが、本物の月の石にさわれる「Touch the Moon」。アポロ17号が持ち帰った、38億年前の石です。一般の人がさわれる月の石は、世界に8つしかないそうです。
ただ、すり減らないように厚めのコーティングがしてあるそうで、正確には「石のまわりのコーティングをさわっている」のだとか。それでも、月から来たものに手を置くのは特別な体験でした。


塗り絵のロケットが画面の中で飛ぶ
「Mission: Sketch」というコーナーでは、ロケットの塗り絵をしてスキャンすると、自分が塗ったロケットが画面の中で飛んでいきます。息子も夢中で色を塗っていました。
置いてあったのはアメリカのクレヨン「Crayola(クレヨラ)」。日本のクレヨンよりも色の種類は少なめですが、手が汚れにくいのにはびっくりしました。


お昼は量の多いBBQプレート
お昼は館内のレストランで、プルドポークのBBQプレート。量がかなり多く、息子は半分以上残しました。2人で1つでもよかったくらいです。

トラムでNASAのキャンパスを回る
スペースセンター・ヒューストンの楽しみのひとつが、トラム(小さな電車のような車)に乗って、となりにあるNASAジョンソン宇宙センターの中を回るツアーです。
本当は宇宙飛行士の訓練施設に入るツアーに参加したかったのですが、私たちが着いたときにはもう満席。この訓練施設のツアーは入場料に含まれていますが、当日、館内のゲストサービスで先着順に乗車券をもらうしくみで、すぐに埋まってしまいます。行くなら、朝いちばんにゲストサービスへ行くのがおすすめです。
私たちは、キャンパスをトラムで回るツアーに乗りました。解説は全部英語。「この建物では素材の研究をしています」「ここで宇宙飛行士が訓練しています」といった説明を聞きながら、広いキャンパスを回ります。敷地の中には鹿も歩いていました。

アポロ宇宙船を見て「アポロチョコ」の謎がとけた
ロケットパークという屋外の展示場には、月へ向かったサターンVロケットが横たわっています。その先っぽにあるのが、宇宙飛行士が乗るアポロの司令船。円すいの形をした小さな部分です。それを見た息子のひと言。
「アポロチョコってだからこの形なのか」
日本でおなじみのお菓子の形が、本物の宇宙船から来ていたことに気づいた瞬間でした。図鑑で見るのとはちがう、本物を見に行く旅のいちばんの楽しさは、こういう発見だと思います。
入場料とトラムツアー
- 入場料:ネットで買うと大人(12歳以上)29.95〜39.95ドル、子ども(4〜11歳)24.95〜34.95ドル。日によって値段が変わります。窓口で買うと5ドル高くなります。3歳以下は無料です。
- 駐車場:10ドル(手数料が別にかかります)。
- 宇宙飛行士の訓練施設のツアー:入場料に含まれます。ネット予約はできず、当日ゲストサービスで先着順。
- 歴史的な管制室のツアー:別料金で、入場券と一緒にネットで事前に買う必要があります。売り切れることが多いので、早めの予約がおすすめです。
金額は2026年8月時点の公式サイトの情報です。変わることがあるので、行く前に確認してください。
チケットの買い方や、訓練施設へのトラムに乗るコツは、出張で行ったときの話もあわせて、こちらの記事にまとめています。

ホテルに戻ってひと休み
15時ごろホテル(Marriott Marquis Houston)に戻り、ラウンジでゆっくり話しているうちに、息子は眠くなって部屋でぐっすり。長いフライトのあとにNASAまで回ったので、さすがに疲れたようです。
息子がよく寝ていたので、父は1階のスポーツバーへ。ジンが好きなので「Line Drive」というカクテルを頼み、牛肉のタコスと一緒にいただきました。ビールの種類もたくさんありました。



2日目:本場のベーグルと、テキサスの形のプール
2日目は早起き。朝食会場にはベーグルがものすごい量で並んでいて、息子は「本場のベーグルだ!」と大喜びでした。

このホテルの名物は、テキサス州の形をしたプール。朝早くから開いていたので、少しだけ泳ぎました。

ヒューストン自然科学博物館:恐竜の化石とフーコーの振り子
午前中は、ヒューストン自然科学博物館へ。恐竜の化石がたくさんあり、ティラノサウルス対トリケラトプスの巨大な骨格は、カメラに入りきらないほどの迫力でした。


ただ、どの化石が何という恐竜なのか、説明があまり見当たりません。息子と「アメリカの展示は、実はすごいけど解説が少ないね」と話しながら回りました。
アンモナイトの展示もとても充実していました。2階には動物の展示や、ヒューストンのまわりにすむ生き物の展示もあります。



この博物館にも、地球が回っていることを確かめる「フーコーの振り子」がありました。振り子が少しずつ板を倒していくので、どれだけ向きが変わったかが目で見てわかるようになっています。

石油の街ヒューストンらしく、石油ができるしくみの展示もありました。化石燃料を掘り当てるゲームなど、子どもがさわって遊べる展示が多く、息子も楽しんでいました。体の温度が色で見えるサーモグラフィーの展示もあります。


博物館の外の芝生でも、息子は虫を見つけて、捕まえようとしていました。

- 入館料(常設展):大人(12歳以上)25ドル、子ども(3〜11歳)16ドル、2歳以下は無料(2026年8月時点。変わることがあります)。
- 開館時間:月〜木曜は9時〜17時、金〜日曜は9時〜18時。火曜の17時〜20時は入館無料(先着順)です。
お昼は本場のテキサスBBQ「The Pit Room」
せっかくテキサスに来たので、一度は本場のバーベキューを食べたい。お昼は人気の「The Pit Room」へ行きました。平日だったので、すぐに入れました。お店の壁には、たくさんの賞をとった記録が飾られています。


頼んだのは、ブリスケット(牛の胸肉)、ポークリブ、プルドポーク。つけあわせはコールスローとマカロニ・アンド・チーズです。お肉はとても柔らかくて、おいしかった!


事件:スニーカーに穴が!
ここで小さな事件。息子のスニーカーがボロボロで、今にも穴があきそうなことに気づきました。この先もたくさん歩く旅なので、このままでは困ります。急いでUberで靴屋さんへ行き、新しいスニーカーを1足買いました。長い旅の前は、子どもの靴も確認しておくと安心です。

夜の便でキトへ。でも、まさかの遅れ
ホテルに戻って荷物をまとめ、空港へ。キト行きは18時10分に出発する予定でしたが、空港の表示を見ると、見事に「Delay(遅れ)」の文字。結局、出発は20時になりました。

キトに着いたのは深夜2時。ドライバーさんに待ってもらっていて、ホテルに着いたのは3時ごろでした。暗い中でも、車で走るだけで坂の多い街だとわかりました。キトでの2日間は、こちらの記事に書いています。

子連れでヒューストンに寄るときのポイント
- NASAの訓練施設ツアーは朝いちばんに:当日の先着順なので、着いたらまずゲストサービスへ。
- お昼は2人で1つでもいいくらい:アメリカの料理は量が多めです。
- 乗り継ぎ便は遅れることも:到着が深夜になっても困らないよう、迎えの車やホテルに連絡しておくと安心です。
- 子どもの靴は出発前に確認:旅先で買うことになると、時間を使ってしまいます。
中学受験をしながら、長い休みにどう旅をしてきたかは、こちらの記事に書いています。

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