【子連れガラパゴス】サン・クリストバル島の3泊4日。アシカの隣で泳ぎ、アオアシカツオドリに会い、サメを見に潜った(小4・10歳)

2026年の夏休み、小4(10歳)の息子と二人でガラパゴス諸島を旅しました。サンタクルス島で2泊したあと、高速船で東のサン・クリストバル島へ。ここで3泊して、ガラパゴスの旅を締めくくりました。

ガラパゴスまでの12日間の全体(行程、費用、手配のしかた、注意点)は、こちらにまとめています。

サン・クリストバル島では、アシカのすぐ隣で泳ぎ、ウミガメと並んで泳ぎ、息子が楽しみにしていたアオアシカツオドリにも会えました。この記事では、その3泊4日を時間の流れにそって書きます。船の揺れなど、子連れで行く前に知っておきたいことも正直に書きました。

日にち行ったところ
1日目(8月9日)高速船でサンタクルス島から移動 → ティヘレタスの丘 → 町歩き
2日目(8月10日)ロボス島ツアー → 町歩き
3日目(8月11日)島を一周するツアー(ロサブランカ湾、プンタピット、バイア・サルディナ、キッカーロック)
4日目(8月12日)最後の町歩き → 空港へ
目次

1日目:高速船で2時間。この旅でいちばん揺れた移動

朝、サンタクルス島の港から高速船に乗りました。港では、アシカとペリカンがお見送り。乗客には、船の名前「MAREA REAL」のバッジが配られます。

この高速船が、なかなかの迫力でした。2時間ほど、ずっと相当な揺れ。ときどきジェットコースターのように大きく揺れます。息子は寝てしまうことで、なんとか耐えていました。

息子は船酔いにかなり強いほうです。オーストラリアで船に乗ったときに、それはわかっていました。それでも、この2時間は大変でした。我が家は酔い止めを持っていきませんでしたが、子どもが船に強くても、島と島の間の高速船のために酔い止めは持っていったほうがいいと思います。

ティヘレタスの丘:アシカの隣に荷物を置いて泳ぐ

サン・クリストバル島に着いたら、シュノーケルの道具を体に合わせて、ティヘレタスの丘へ。途中でビジターセンター(インタープリテーションセンター)の前も通りましたが、むずかしい展示がずっと続いていて、ガイドさんがかいつまんで説明してくれた程度です。ティヘレタスの丘のお楽しみは海で泳ぐことなので、センターにはあまり期待しなくていいと思います。

最初は遊歩道を歩きます。森の中を抜けると、まわりは溶岩とサボテンだらけ。

途中で階段を下りると、泳げる場所に出ます。荷物を置くところには、アシカがごろんと寝そべっていました。そのすぐ隣に荷物を置いて、海に入ります。

透明な海で、アシカとウミガメと一緒に

海に入って、まず驚いたのが水の透明度。目の前をアシカがすいすい泳いでいきます。

目の前を泳ぐアシカ。水がとても透明です
目の前を泳ぐアシカ。水がとても透明です

しばらくすると、ウミガメのほうから近づいてきてくれました。息子がウミガメと並んで泳ぐ写真が撮れたのは、一生の宝物です。

ウミガメと泳ぐ息子。ウミガメのほうから近づいてきました(野生動物にはさわらないのがルールです)
ウミガメと泳ぐ息子。ウミガメのほうから近づいてきました(野生動物にはさわらないのがルールです)

息子もカメラを持って泳ぎました。ウミガメを撮ろうとしたら、横からアシカが入ってきた奇跡の1枚がこちらです。

息子が撮った1枚。ウミガメを撮ろうとしたら、横からアシカが入ってきました
息子が撮った1枚。ウミガメを撮ろうとしたら、横からアシカが入ってきました

ガラパゴスでは、野生動物にさわったり、えさをあげたりしてはいけないルールがあります。動物のほうから近づいてきても、こちらからは手を出さないようにしました。

ダーウィンが上陸した場所

ガイドさんからは、ここがダーウィンが上陸した場所だと説明を受けました。ダーウィンが1835年にガラパゴスに来て、最初に上陸したのがこのサン・クリストバル島です。高台にはダーウィンの像があり、展望台からは海と島々が見渡せる絶景でした。

展望台からは、アオアシカツオドリが海に飛びこんで、魚をつかまえる狩りの様子も見られました。

海に飛びこんで魚をつかまえるアオアシカツオドリ
海に飛びこんで魚をつかまえるアオアシカツオドリ

お昼は、セビーチェ(魚介をレモンなどであえたエクアドルの料理)作りを体験してから食べました。少し塩からく、息子はほどほどに食べていました。

セビーチェ作り。こちらが混ぜたもの
セビーチェ作り。こちらが混ぜたもの

しおりでは、午後にアシカのいるラ・ロベリアのビーチへ行く予定もありました。でも息子は泳ぎ疲れてすっかり満足していて、昼食後は休憩が必要でした。無理せず、ホテルに戻りました。

ホテルの前の砂浜は、アシカのコロニー

ホテル(Hotel Sea Side)からは、港のきれいな景色が見えます。そして目の前の砂浜には、アシカの群れ(コロニー)が寝そべっています。町を歩くと、そのすぐ横を通っていくことになります。野生のアシカの群れを、こんなに近くで毎日見られるのは、本当にすごいことです。

町のお土産屋さんでは、息子がアオアシカツオドリのぬいぐるみを選びました。アオアシカツオドリは、出発前に作った「旅のしおり」にも目玉として書いていた、息子のいちばん会いたい鳥です。

息子が選んだアオアシカツオドリのぬいぐるみ
息子が選んだアオアシカツオドリのぬいぐるみ

夜は「Post Office」というレストランで、揚げた魚などをいただきました。海の透明度の高さと、野生動物の近さ。サン・クリストバル島の1日目は、とにかく感動の連続でした。

Post Officeで食べた揚げた魚
Post Officeで食べた揚げた魚

2日目:ロボス島で、念願のアオアシカツオドリに会えた

朝食を食べていると、ダーウィンフィンチが残りものを食べにやってきました。野生動物にえさをあげてはいけないルールがありますが、こればかりは仕方ありません。

朝食の残りを食べに来たダーウィンフィンチ
朝食の残りを食べに来たダーウィンフィンチ

この日は、ロボス島へのツアーです。港で集合して、船で1時間ほど。揺れはほどほどで、前の日の高速船とちがって快適でした。港にはウミイグアナもいました。

ロボス島には、階段から上陸します。人の住んでいない島の冒険の始まりです。上陸してすぐ、グンカンドリを見つけました。

アオアシカツオドリの「一生」を1日で見た

そして、いよいよアオアシカツオドリ。前の日にぬいぐるみを買って、しおりにも目玉として書いていた、息子の念願の鳥です。それを、すぐ近くで見ることができました。とてもかわいい!

念願のアオアシカツオドリ
念願のアオアシカツオドリ

ロボス島では、アオアシカツオドリのいろいろな姿を見られました。

  • カップル:お互いの動きをまねし合っていました。
  • 卵を抱える親:ガイドさんによると、今年はエルニーニョの影響で魚がとりにくく、ふつうは2〜3個産む卵が、今年は1つのことが多いそうです。
  • 赤ちゃん:まだ足が青くありません。
  • 大人の足:見事に青い色です。

アオアシカツオドリの足の青は、エサの魚から取りこむ色素(カロテノイド)の色です。オスは青い足を見せるダンスでメスにアピールし、足の色があざやかなほど、元気でエサをとるのが上手なしるしだといわれています。

島にはヨウガントカゲもいました。息子は、靴にくっついたトゲトゲの何か(植物の種?)をiPhoneで撮って、「クツヒモノドン」と名前をつけていました。

そのあとは船からシュノーケル。ウミガメとエイがいました。ただ、前の日のティヘレタスの丘ほどの透明度ではありませんでした。

息子のシュノーケルのフィン(足ひれ)は青色。我が家では「我が家のアオアシちゃん」と呼んでいました。

息子の青いフィン。我が家のアオアシちゃん
息子の青いフィン。我が家のアオアシちゃん

午後は休んで、その日の分の勉強

お昼はお弁当を食べて、ホテルへ。シャワーを浴びたあと、町のメイン通りを少し歩いて、アイスクリームを食べました。町にはグンカンドリの像もあります。

ホテルのラウンジからは、ダーウィンフィンチが木の実をついばむ様子が見えました。午後はホテルで休みながら、息子はその日の分の勉強。中学受験の勉強は、旅行中も毎日少しずつ続けていました。

ホテルのラウンジから見たダーウィンフィンチ
ホテルのラウンジから見たダーウィンフィンチ

夜はロブスター。夕食のあと、ホテルの前で足の黄色い鳥を見つけました。シラガゴイ(英語ではYellow-crowned Night Heron)というサギの仲間だと思います。

ホテルの前にいたシラガゴイ
ホテルの前にいたシラガゴイ

3日目:島を一周するツアー。サメを見るために3回潜った

3日目は、船でサン・クリストバル島をぐるりと回るツアーです。この日の船は、かなり揺れました。

前の日の8月10日、コロンビア西部でマグニチュード7.4の大きな地震があり、その影響で海が荒れているとガイドさんから説明を受けました。日本の友人2人からも「南米にいるけど大丈夫?」とチャットが届いたほどです。そこにエルニーニョの影響も重なって、しばらくはジェットコースターのような揺れが続きました。どこかにつかまっていないと、まっすぐ座っていることもむずかしい時間がありました。

船はいつも全速力。そうでないと、1日で島を一周するのはむずかしいのかもしれません
船はいつも全速力。そうでないと、1日で島を一周するのはむずかしいのかもしれません

ロサブランカ湾:洞窟の中のサメ

最初のロサブランカ湾は、この旅でも最高の場所でした。砂浜から上陸して、サボテンの多い道を少し歩き、入り江でシュノーケル。ウミガメ、エイ、小魚の群れ、そしてサメまでいました。

サメは洞窟の中にいました。息を止めて3〜4m潜らないと、見えない場所です。写真は撮れませんでした。息子は見たい一心で潜り、1回目、2回目と失敗。3回目でついに、

「見れた!!」

と大興奮でした。ガラパゴスに来て数日、毎日泳いでいるうちに、息子の泳ぎはどんどん上手になっていました。一緒のツアーにいたパナマ人からも「泳ぎうまいね!」と褒められていました。

船の上では、息子はずっと英語の勉強アプリのDuolingoをやっていました。すると、パナマ人の家族の女の子が同い年で、同じくDuolingoをやっているとのこと。帰りぎわに、アプリの上で友達になりました。

プンタピットとバイア・サルディナ

プンタピットでは、船から崖をながめました。地層がななめになっているのがよくわかります。この上の木や草むらに3種類のカツオドリがすんでいるそうですが、双眼鏡で探しても見つけられませんでした。

ちなみに、このプンタピットのあたりにすむウミイグアナは、2017年に新しい亜種として発表され、学名に「godzilla(ゴジラ)」と名付けられています。

バイア・サルディナでは船を止めてランチ。自由時間に泳ぎましたが、小魚くらいで、あまり何もいませんでした。それでも、途中の景色はとても雄大です。

キッカーロック:強い流れを一周泳いだ

最後はキッカーロック。スペイン語では「レオン・ドルミード(眠るライオン)」と呼ばれる、海から突き出た大きな岩です。そのまわりを一周泳ぎました。流れが強かったのですが、ここ数日でうまくなっていた息子は大丈夫でした。アシカには会えましたが、それ以外の大きな生き物はいませんでした。水の中には、小さなクラゲの仲間や、カニの子どもが浮かんでいました。

キッカーロックでは、運が良ければシュモクザメなどのサメに会えることもあります。この日は会えず、息子はがっかりしていました。

キッカーロックの水中に浮かんでいた、小さなクラゲの仲間
キッカーロックの水中に浮かんでいた、小さなクラゲの仲間

夕焼けのビーチと、2日続けてのロブスター

16時半ごろツアーが終わり、ホテルでシャワーを浴びてから町を散歩。お店の窓には、ガラパゴスオオバッタがとまっていました。最後に砂浜へ行くと、息子は夕焼けとアシカを写真に収めようとがんばっていました。ビーチに下りる階段では、アシカが道をふさぐように寝ています。こうなると、そーっと横を通るか、別の入り口まで遠回りするしかありません。

丸一日の移動で、夜は息子もこのアシカのように疲れきっていました。

疲れきったアシカ。夜の息子もこんな感じでした
疲れきったアシカ。夜の息子もこんな感じでした

夕食は、前の日に息子がよほど気に入ったロブスターのお店に、もう一度行きました。

2日続けて食べたロブスター
2日続けて食べたロブスター

4日目:最後の朝の町歩き

最後の朝も、朝食にフィンチがやってきました。ホテルの朝食は、メロン、グラノーラ入りのヨーグルト、パン、スクランブルエッグなどです。

出発の前に、もう一度町を散歩しました。砂浜ではアシカの群れが、昼間はこんなふうにのんびり。ペリカンもゆったり過ごしています。

海岸沿いには子ども用の遊具や、ゾウガメの像、「San Cristobal」のモニュメントがあります。最後にコーヒー屋さんで、ホットチョコレートをいただきました。

コーヒー屋さんのホットチョコレート
コーヒー屋さんのホットチョコレート

2晩続けて通ったロブスターのお店は、息子と二人でいろいろな話をした思い出の場所です。キッカーロックでサメに会えなかった息子は、ダイビングで深く潜れば見られるかもしれないと聞いて、すっかりその気になっていました。お店の2階で、

「大人になって、また二人で旅行で来たいね」

と話しました。そのときは、息子がダイビングのライセンスを取って、二人でサメを見に潜る。それが、ガラパゴスで交わした約束です。

2晩通ったロブスターのお店。2階が思い出の場所です
2晩通ったロブスターのお店。2階が思い出の場所です

部屋に戻って荷物をまとめ、チェックアウト。とても素敵なホテルでした。

Hotel Sea Sideの外観
Hotel Sea Sideの外観

サン・クリストバル空港は、搭乗ゲートの中にほとんど何もありません。お菓子と水を売る売店が1つと、トイレくらいです。急いでゲートの中に入らなくても大丈夫です。

子連れでサン・クリストバル島を回るときのポイント

  • 高速船には酔い止めを:大変だったのは、島と島を結ぶ高速船の2時間です。船に強い子でも、この移動に合わせて酔い止めを用意しておくと安心です。ロボス島など、ツアーの船はふだんなら快適でした。
  • 海が荒れる日もある:島を一周するツアーは、地震やエルニーニョの影響で、この日はかなり揺れました。
  • 泳ぐ場所が主役:ティヘレタスの丘はビジターセンターより海が本番。泳げる服装で行きましょう。
  • 泳ぐ力は数日でつく:息子は毎日泳ぐうちに上達して、最終日にはキッカーロックの強い流れも大丈夫でした。
  • 午後は休む時間を:午前中に泳ぐと、子どもはかなり疲れます。午後に予定を詰めこまないほうが楽しめます。
  • 野生動物にはさわらない:アシカもウミガメもすぐ近くまで来ますが、さわったり、えさをあげたりしないのがルールです。
  • 空港は急がなくていい:ゲートの中には売店1つとトイレくらいしかありません。

サンタクルス島での2日間は、こちらの記事に書いています。

サン・クリストバル島から日本までの帰り道は、ガラパゴスの旅全体をまとめる記事で書く予定です。

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この記事を書いた人

小学生の息子と、国内外を旅している父です。テーマは「本物を見て、世界を知る」。図鑑で見た動物や、教科書に出てくる場所を、親子で実際に見に行っています。ケニアやガラパゴスのような遠い場所から、高知の鍾乳洞や足尾銅山のような国内の場所まで、見たもの・感じたことを記録しています。いつか息子が読み返す旅の記録として、そしてこれから旅する親子の参考になるように、料金や予約の方法も一緒に残しています。

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