【子連れボホール島】セブから日帰りツアー体験記。ターシャ、チョコレートヒルズ、ロボック川のランチクルーズとアティ族の村(小3・9歳)

2025年12月26日、小3(9歳)の息子と家族3人で、セブ島から船でボホール島へ日帰りで行きました。世界でいちばん小さいサルの仲間「ターシャ」と、丸い丘がどこまでも並ぶ「チョコレートヒルズ」を見るためです。この記事では、ボホール島の日帰りツアーで回った場所と1日の流れ、料金、子連れで気をつけたいことを書きます。

目次

1日の流れ

時間やったこと
朝セブの港から、船でボホール島へ
9:30〜9:45バクラヨン教会
10:00〜10:30Bohol Lemur & Butterfly park(モモンガやヘビとふれあえる公園)
10:30〜12:00ロボック川のランチクルーズ。途中でアティ族の村に上陸
12:30〜13:30ターシャの保護区
13:30〜14:00チョコレートヒルズ
午後船でセブへ戻る

時間は、写真の記録から見た目安です。ツアーによって回る順番は変わります。

セブから船でボホール島へ

ボホール島へは、セブの港から大きな船で渡ります。たくさんの人が乗り込む船で、席は狭めです。冷房がとても効いていて寒かったので、上着は必ず持っていきましょう。

船乗り場のトイレには、ポケモンのマークが描かれていました。

バクラヨン教会

島に着いて最初に行ったのは、バクラヨン教会です。バクラヨンは、1596年にスペインのイエズス会の神父たちがやってきた、ボホール島でいちばん古いキリスト教の町です。今の教会は1727年に完成したもので、サンゴの石を積んで造られています。2013年のボホール島の大地震(マグニチュード7.2)で、正面の部分と鐘楼がくずれてしまいましたが、修復されて、2018年にふたたび見学できるようになりました。

ボホール島のバクラヨン教会
バクラヨン教会

モモンガを頭に、ヘビを首に

次は、動物とチョウの公園「Bohol Lemur & Butterfly park」です。ここでは、モモンガを頭に乗せたり、ヘビを首に巻いたりできました。この日のことで、息子の記憶にいちばん残っている場面のひとつです。

ボホール島のチョウの公園のお土産ショップ
チョウの公園のお土産ショップ

ロボック川のランチクルーズとアティ族の村

お昼は、ロボック川の船の上で食べました。食事をとりながら、ジャングルの中をゆっくり進みます。民族ダンスも見られました。

途中で20分ほど船が止まり、先住民族のアティ族の村に上陸しました。アティ族は、フィリピンの島々にいちばん古くから住んでいたといわれる人たちの一つです。火を使った芸を見せてもらったり、一緒に弓矢で遊んだり、写真を撮ったりしました。村では、木の上にも人がいました。

ターシャ:手のひらに乗るくらいの小さなサル

お昼のあとは、ターシャの保護区へ。ターシャ(フィリピンメガネザル)は、体の長さが10cmくらい、重さは80〜160gほどで、大人の手のひらに乗るくらいの小さなサルの仲間です。

いちばんの特徴は、大きな目です。片方の目だけで、脳よりも重いといわれています。目が大きすぎて目玉を動かせないので、代わりに首を180度近くぐるりと回して、まわりを見ます。夜に動く生き物で、昆虫などをつかまえて食べます。昼間は、木の枝につかまってじっとしていることがほとんどです。

木の枝につかまるターシャ
ターシャは目が大きくて、とてもかわいい。間近で見ることができます

ターシャは、音や光にとても敏感です。保護区では、ささやき声くらいで話すこと、フラッシュを使わないことが決まりになっています。

チョコレートヒルズ:もとは海の底

最後は、チョコレートヒルズです。高さ30〜50mくらいの同じような形の丸い丘が、50平方キロメートル以上の広さに、少なくとも1,260個、数え方によっては1,700個以上も並んでいます。丘は一年中草におおわれていて、乾季になるとその草がかれて茶色になり、チョコレートのように見えることから、この名前がつきました。

なぜ、こんな形の丘ができたの?

今わかっているのは、こんな流れです。

  1. 海の底で石灰岩ができる:数百万年前、このあたりは暖かく浅い海の底でした。サンゴや貝、小さな生き物のからが積もって、石灰岩ができました。丘の石灰岩からは、今もサンゴや貝の化石が見つかります。
  2. 地面が持ち上がる:地面の動きで、海の底だった石灰岩が持ち上がり、陸になりました。
  3. 雨と川が石灰岩をけずる:石灰岩は、雨水や地下水にとけやすい岩です。長い時間をかけて、雨水が石灰岩をとかし、川がけずっていき、けずられずに残った部分が丸い丘になりました。

このように、雨水が石灰岩をとかしてできる地形を「カルスト地形」といいます。日本では、山口県の秋吉台が有名です。理科や社会の教科書にも出てくる言葉なので、秋吉台の写真と見くらべてみるのもおもしろいと思います。

昔は「海の底の火山の噴火でできた」などの説もありましたが、丘から火山の岩が見つからないことなどから、今は石灰岩がとかされてできたという考えが主流です。地元には、2人の巨人がけんかをして投げ合った泥のかたまりが丘になった、という伝説も残っています。

チョコレートヒルズは、1988年にフィリピンの国の地質記念物になり、2018年には国立公園に指定されました。2013年の大地震では、丘の一部がくずれ、展望台もこわれましたが、今は見学できます。

ツアーには、バギーやジップライン、空中自転車などのアクティビティもついていました。でも、朝から回り続けて疲れてしまい、どれもやりませんでした。代わりに、チョコレートヒルズのカフェでアイスクリームを食べて、ひと休み。子連れの日帰りツアーは、全部こなさなくても十分楽しめます。

1日で回ってみて

ボホール島の見どころを1日でひと通り回れるのは、日帰りツアーの良いところです。ターシャもチョコレートヒルズも、息子の思い出にしっかり残っています。

ただ、正直なところ、詰め詰めの1日でした。観光スポットから観光スポットへ移動して、写真を撮ったら次へ、という感じもありました。父としては、セブ市内のサン・ペドロ要塞のように、のんびり散策しながら、その場で歴史を調べたりして、その場所の雰囲気を味わう旅の方が好きです。

料金と予約

ボホール島の日帰りツアーは、オスロブのジンベエザメと同じく、「セブイク」というサイトで予約しました。

項目料金
ボホール島の日帰りツアー 大人7,500ペソ×2人
同 子ども3,800ペソ×1人
送迎1,500ペソ
合計20,300ペソ(約5万5千円)+システム利用料8%

円の金額は、請求のときの換算(1ペソ=約2.7円)によるものです。表示された料金に、システム利用料8%が上乗せされました。

ガイドさんは「日本語が話せる」ということでしたが、日本語はあまりうまく通じず、英語もそれほど流暢ではありませんでした。結局、妻が翻訳アプリを使いながら話していました。

我が家はセブイクで予約しましたが、ボホール島の日帰りツアーは、VELTRAにも日本語ガイドつきのものがいくつかあります。回る場所や、往復の船、ランチの内容などで比べられます:ボホール島ツアーの一覧(VELTRA)

子連れで行く前に知っておきたいこと

  • 船は寒い:冷房がとても効いています。上着を持っていきましょう。
  • 予定は詰め込みすぎない:朝から夕方まで回り続けるので、子どもは疲れます。アクティビティは無理にやらず、休む時間をとっても十分楽しめました。
  • 次の日はゆっくり:我が家は、ボホール島の前の日と、セブ市内を回った次の日を、ホテルのプールでのんびりする日にしました。
  • 翻訳アプリを入れておく:「日本語が話せるガイド」でも、うまく通じないことがあります。スマホに翻訳アプリを入れておくと安心です。
  • ターシャの前では静かに:ターシャは音に敏感な生き物です。保護区では静かにして、フラッシュも使いません。

オスロブのジンベエザメの日の記事と、セブ島の旅全体のまとめは、こちらです。

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この記事を書いた人

小学生の息子と、国内外を旅している父です。テーマは「本物を見て、世界を知る」。図鑑で見た動物や、教科書に出てくる場所を、親子で実際に見に行っています。ケニアやガラパゴスのような遠い場所から、高知の鍾乳洞や足尾銅山のような国内の場所まで、見たもの・感じたことを記録しています。いつか息子が読み返す旅の記録として、そしてこれから旅する親子の参考になるように、料金や予約の方法も一緒に残しています。

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